【開催レポ】多胎児の会☆おはなし交流会&手形足形アートを作ろう

今回の「つながるごはん」は、手が足りない「多胎児の子育て」。2組の双子の親子(2か月と9か月)が参加し、笑いあり涙あり、そして感動ありの時間となりました。

おはなし交流会

今回担当してくれたピアサポータ―は、多胎支援団体「Swing Ring(スイリン)~ふたご応援プロジェクト~」さん。ふたごちゃんは別室にいる保育スタッフに預けて、親だけでじっくりと話をしました。

まず最初は、自己紹介からスタート。多胎育児での嬉しかったことや困っていることを交えてお話してもらいました。月齢特有の喜びや「双子なのに違いがあって面白い」「双子の上にお兄ちゃんがいて、関わり方に悩んでいる」との話がありました。まだ、自分も甘えていたい年ごろなのに、多胎児の弟や妹の世話に追われる親の姿に、我慢をすることが多いそうです。上の子の心のケアも大事ですよね。

ピアサポーターからは、「育児も介護も、一人で何とかしようではなく、周りの資源(実父母や子育て広場など)を活用すること。双子のお世話は、自分じゃなくても大丈夫という環境を作ることが大事」とのお話がありました。そして、パンダを事例に、「パンダは双子を産むと、世話をするのは大きくて元気のよい方で、小さい方は育児放棄をするそう。それに比べて、私たち(人間)は双子の育児をしている。凄いことなんだよ!」と鼓舞してくれました。

さらに、ピアサポータ―の中川さんは、「朝晩必ず子どもに『大好き』とハグして、言葉と行動で伝えている。双子育児は、一人一人に十分な時間をかけられていないと思うかもしれないれど、時間じゃない。心から伝えていたら子どもに伝わっている」との話がありました。そして、「子どもが学校の作文で、『私の宝物は家族です』と書いてきた」ことをあかしてくれました。これには、皆さん、感動のあまり涙していました。毎日、必死に育児をしているからこそ、子どもからこんな嬉しい言葉を聞いたら涙腺が緩んでしまいますよね。

話は尽きません。多胎児は、ちょっとしたお出かけも大変です。外出(買い物)はどうするかや、実母に頼っているけれど実母の負担が心配まで相談事が次々出てきました。ピアサポータ―からは「今は大変かもしれないけれど、双子で良かったと思える時が来る。幼稚園など二人一緒だと心強いし、遊べる相手だったり相談相手にもなるよ」と双子ならではの強みを話してくれました。

手形・足形アートを作ろう!

さて、ひと通り話をし終えた所で、お待ちかねの子どもとの対面。この時期にしか残せない手形や足形を取りました。

生後2か月の赤ちゃんは、手が開かず手形は難しいと判断して足形で対応しました。生後9か月の赤ちゃんは、手を開くもののうまく取れず、手形・足形1種類と、足形のみ1種類としました。

練習用として使用した紙も、本番用で額縁に入れたものも両方プレゼント。こんな風に額縁に入れると、とてもお洒落ですね!ピアサポータ―が「一つは、おじいちゃん、おばあちゃんに差し上げても良いですね」と参加者に伝えると、「いいのですか?嬉しいです!こんな風に残せなくて」ととても喜ばれていました。

つながるごはん弁当

お腹が空いてきた頃、お待ちかねの「つながるごはん」のお弁当が、みらいのたね保育園のキッチンから届きました!今回は、大忙しの多胎児の親向け、時短メニューです。

【本日の献立】
・チンジャオロース
・かぼちゃの含め煮
・豆腐とほうれん草の味噌汁

レシピはこちら

 

 

みらいのたね保育園のキッチンから
Uber Eatsのバッグに入れて
石橋さんが届けて下さいました。
よくお似合いです^^

IKEAさんからご寄付

また、IKEAさんからご寄付をいただきました。いつもありがとうございます!参加者の皆さまへ、お弁当を入れてお渡しいたしました。

 

 

 

 

今回、参加者からは、「双子の子育てで悩むことはみんな同じようなことなんだと思えました!私だけじゃないと心強かった」との話がありました。

みんな悩むことは似たり寄ったり。だからこそ、先輩ママに相談して交流できる場は必要ですよね。
子どもを産み育てることは、多胎児でなくてもそれだけでとても大変なことです。ましてや双子となればその苦労は倍なのかもしれません。でも、ママ一人がその苦労を背負う必要はありません。パパや祖父母の協力、行政のサポート、そして私達のような団体を最大限に利用して、ママが一人で育児も家事も抱え込まないでくださいね。

次回も、ぜひご参加下さい。